3日目 つづき
ホテルのレストランでの2回目の夕食。今回は、アラカルトのメニューがいただけます。レストランを訪れると、窓側の眺めのいい席に案内されます。ここまでは順調。ですが、メニューを持ってきたお姉さん「魚ナイ」とおっしゃる。・・あららら、残念。「日曜日だから、市がないんだ、仕方ないね」と話しながら、オーダーを決めます。日本人の観光客が多いのか、メニューには、日本語併記のものが用意され、見るのは楽々。オーダーを決めたものの、魚がメインのものだけでなく、魚を少しでも使った料理は、全てNGということが発覚。・・・となると、オーダー可能なお料理はかなり限定されてしまいます。最後は、メニューを指差して、OKのものの中から、選んで注文・・みたいな感じになりました。食前酒やワインもナイナイ尽くし。・・・なかなか難儀でございます(^^)
*食前酒:スーズー
*Amuse:クリームスープ
*フォアグラのソテー ロブスター添え
*あみがさ茸のスープ カプチーノ仕立て
*仔羊のロースト
*牛頬肉の赤ワイン煮込み
*デザート:チョコレートムース、クレームブリュレ
*ワイン
*Cafe
●Amuse
グラスに入ったクリームスープが、Amuseとして出てきました。甲殻類のスープで作ったクリームスープ。シブレットの香りとピリっとしたと辛味がアクセント。
●フォアグラのソテー ロブスター添え
こちらは相棒のチョイス。ロブスターの出汁で作ったソースの上に、フォアグラーのソテーが盛られ、ロブスターの薄切りがトッピングしてあります。フォアグラが主役のお料理。相棒曰く、「フォアグラに、ロブスターのソースは、合わないね」・・だそうです。フォアグラそのものには、不満はなく、普通に美味しかったとのこと。
●あみがさ茸のスープ カプチーノ仕立て
Amuseにスープが出るとは思わなかったので、スープが重なってしまいました。あみがさ茸のキノコの香りと旨味たっぷりの濃厚な味わい。塩気も強め。カプチーノ仕立てにすることで軽やかさを演出。
●仔羊のロースト
こちらは相棒のチョイス。仔羊の焼き具合も良く、羊の出汁で作ったソースは、羊の旨味たっぷりで、羊の美味しさが詰まったいいお味。お皿全体が羊羊していて、満足な美味しさだった様子。
●牛頬肉の赤ワイン煮込み
こちらは、大きな皿でガツンと来ました。赤ワインで煮込んだゴロンと大きな牛頬肉の塊肉2個に、マッシュポテトを添えた定番料理。お肉はナイフが要らないくらいホロホロに煮込んであって、濃厚な赤ワインソースの味が良くしみています。このお肉の塊、1個が私の拳くらいの大きさ・・(^^ゝ マッシュポテトは、バターたっぷりの滑らか仕上げではなく、ポテトのコロコロ感を残したライトな仕上がり。箸休めになります。余ったソースを絡めても美味しい。最後は苦しくなったけど、なんとか完食。
食後のチーズの余力はなく、このままデザートへ。この日用意できるのは、ショコラか、クレームブリュレ(カンブレにしか聞こえなくて、思わず聞き返してしまった)とのこと。それぞれ1つずつオーダーすることに。
●チョコレートムース
こちらは相棒のチョイス。薄いパリパリのチョコレートで飾ったチョコレートムース。
●クレームブリュレ
こちらは、直径20cmはあろう浅い大皿で登場。ココナッツのアイスクリームがトッピングしてあります。香ばしいカラメルをパリパリっと割ると、バニラの風味豊かな滑らかなカスタードクリームがこんにちは。クリームの味が濃厚で、甘さもしっかり。「あっさり」して「甘さ控えめ」で、飲んだ後だとモノ足りないことが多い日本のデザートとは対極の美味しさ。冷たいココナッツアイスとの組合せもGood。相棒がすっかり気に入って、半分以上が、相棒の胃袋におさまることになりました。
島に来たからには、シーフードを満喫しようと思っていたのですが、少々アテが外れてしまいました。けれども、メインのお肉料理は、肉の旨味を引き出す調理法で、ソースの味がしっかりしていて、ボリュームも満点。肉を食べた充足感に満たされました。選ぶものによって多少のブレはありますが、メインがどちらも満足のいくお味だったので、良しとしましょう。これだけ濃厚な料理を食べたので、本当なら食後酒も・・と、いきたいところですが、すでにお店の営業時間を過ぎています。レストランの営業時間は、19:00~21:00なのです。お部屋に戻って寛ぐことにいたします。